さやかさんが拾ってくれたのは、 まだ少し濡れた白いタオルだった。 「このタオルのお陰で、ずいぶん熱は下がったと思うけど、一応ね。」 頭が痛かったのは覚えてるけど、 熱まで出ていたなんて。 体温計がピピっと鳴り、 画面に36.5°Cと表示される。 「お陰で熱はもうなさそうです。さやかさん、ありがとうございます…」