手招きされてそばまで行くと、 先生は私をじっと見つめてきた。 モデルみたいな顔に、透き通った目。 先生のまつ毛が1本1本わかるくらい近い。 こんな至近距離で見つめられて、 流石に緊張する。 (えっと…どうしよう) 先生と私以外誰もいない夜の廊下。 静まり返った中、先生が口を開いた。 「今夜も、食欲なかったの?」