A Z T E C | 年上ドクターの甘い診察


先生には何もかも
見透かされている気がする。


自分以上に杏のことを知っていて、
理解しているような、不思議な感じ。



「辛かったね」


先生はそういうと杏をさっきよりも
少し強くギュッと抱きしめた。


杏はそっと顔を上げると、
ちょうど先生の肩あたりだった。



先生の顔は見えないけど、ゆっくりと、
杏の頭をなでてくれる手から感じる先生の優しさ。



「あのさ、もっと甘えていいんだよ」