それからブゥは再び眠ってしまい、私たちはセリーンの剣を手に入れるために例の小屋へと立ち寄った。
彼女は愛剣を手にするとすぐさまその背に装備し満足げに微笑んだ。
……その帰り道だった。
一番後ろを歩いていたアルさんが私たちを呼び止めた。
「みんな、ちょっといいか」
「え?」
その真剣な声音に私たち3人は足を止めて振り向いた。
でも皆の視線が集中したところでアルさんは「あ~」と低い声を出しながら目を伏せてしまった。
(アルさん?)
なんだからしくなくて首を傾げていると、アルさんは今度こそ思い切るようにして口を開いた。
「実はな、ずっと考えてたんだが」
「ここに残ることに決めたのか?」
アルさんの後を続けたのはセリーンだった。
「え?」
アルさんはそんなセリーンを見て目をぱちくりさせた。
一拍置いて、その言葉の意味を理解した私は目を見開いた。
「え!?」
「セリーン、なんで……」
アルさんが戸惑うようにセリーンに訊いた。
するとセリーンは呆れたように息を吐いてから言った。
「昨夜、迷っているふうだったではないか」
「そ、そうだったか?」
バツが悪そうに頭を掻くアルさん。



