――どうすれば良いのだろう。どうするのが一番良いのだろう。 思った以上に王子は複雑な思いを抱えているようだ。 けれど、このままではアルさんも王様と一緒に呪いに呑まれてしまう。 アルさんはやはり苦しそうに浅い呼吸を繰り返していて――。 私はぎゅっと自分の胸元を掴んで、顔を上げた。 「ツェリウス王子、お母さんはどこにいるんですか?」 「え?」 「この国のどこかに住んでいるんですよね?」 「おい、」 ラグのイラついた声を遮り、私は言った。 「私が、お母さんを連れてきます」