雷門の前で多くの観光客と同じように写真を撮って、仲見世通りを見て回っていく。
試食をさせてもらい、煎餅や大学芋、たい焼きなどを買って店先で食べて、いろいろなお店を覗き……。人力車に乗って浅草を見て回る。
「あ、お兄さんが言っていたの、ここのお店ですよ」
遅いお昼にやってきたのは、人力車のお兄さんに教えてもらった麦とろご飯が食べられるお店。
お昼を過ぎた時間帯にも関わらず、店内は満席に近い。
ガイドマップにも載っている有名店のようで、若い人が多く、運ばれてきた麦とろご飯を写真に収めていた。
注文して少しすると運ばれてきたのは、青のりの風味が香るとろろがたっぷりかかった麦飯。
「うわぁ、おいしそうですね」
すぐに「いただきます」と手を合わせて口に運ぶと、粘りが強く、ふんわりとしたとろろと麦ごはんの愛称は抜群。
「おいしい……!」
あまりのおいしさに感動していると、目の前に座る村瀬さんは箸をつけず、不思議そうに私を見つめていた。
「どうかしましたか?」
あっ! もしかして運ばれてきてすぐ食べるとか、食い意地が張っていると引かれた?
ひとりアワアワしていると、村瀬さんは周囲を見回した後、声を潜めた。
試食をさせてもらい、煎餅や大学芋、たい焼きなどを買って店先で食べて、いろいろなお店を覗き……。人力車に乗って浅草を見て回る。
「あ、お兄さんが言っていたの、ここのお店ですよ」
遅いお昼にやってきたのは、人力車のお兄さんに教えてもらった麦とろご飯が食べられるお店。
お昼を過ぎた時間帯にも関わらず、店内は満席に近い。
ガイドマップにも載っている有名店のようで、若い人が多く、運ばれてきた麦とろご飯を写真に収めていた。
注文して少しすると運ばれてきたのは、青のりの風味が香るとろろがたっぷりかかった麦飯。
「うわぁ、おいしそうですね」
すぐに「いただきます」と手を合わせて口に運ぶと、粘りが強く、ふんわりとしたとろろと麦ごはんの愛称は抜群。
「おいしい……!」
あまりのおいしさに感動していると、目の前に座る村瀬さんは箸をつけず、不思議そうに私を見つめていた。
「どうかしましたか?」
あっ! もしかして運ばれてきてすぐ食べるとか、食い意地が張っていると引かれた?
ひとりアワアワしていると、村瀬さんは周囲を見回した後、声を潜めた。



