極上御曹司の独占欲を煽ったら、授かり婚で溺愛されています

「うん、好きだよ。この歳になると、友達の多くは結婚して子供がいるやつもいてね。よく抱かせてもらっている」

 その時のことを思い出しているのか、村瀬さんは優しい顔で話してくれた。

「子供って本当に可愛いよね。笑顔でお願いをされたら、なんでもしてあげたくなる」

 なんか想像できるな。自分の子供ができたら村瀬さん、すごく甘やかすパパになっちゃいそう。

「わかります。あの男の子も可愛かったですよね」

「やっぱり? 俺も同じ。あの子、可愛かったよね。……人の子でこんなにメロメロになっているんだ。これで自分の子供ができたら、どうなるのかと想像すると今から怖いよ」

 ふぅとため息を零す村瀬さんに、申し訳ないけれど笑ってしまった。

「アハハッ……! もう、村瀬さんってば、そんな心配するのは早いですよ。……でも村瀬さんなら、いいパパになりますね」

 優しくて子煩悩な、いいパパになる。そしてきっと、奥さん思いの素敵な旦那様になるんだろうな。

 そんな想像をしていると、村瀬さんは離れていた手をギュッと握った。

「それを言ったらさくらちゃんもでしょ? ……いいお母さんになるよ、絶対に」

「村瀬さん……」