極上御曹司の独占欲を煽ったら、授かり婚で溺愛されています

「ねぇ、ふたりはどう思う? ……私、どうしたらいいのかな」

 答えの出ない悩みを、この十日間ずっと抱えてきた。その答えをいい加減私自身も知りたい。

 すがる思いでふたりを見つめていると、光美と大は顔を見合わせた後、私を見据えた。

「どうしたらいいかもなにも、さくらの中で答えはとっくに出ているんじゃないか?」

「私も同意見! そもそも断ることなんてできないでしょ? ……すごく好きになれた人なんでしょ? もう二度と巡り会えないかもなんて、ロマンチックなことも言っていたじゃない」

「それはっ……そうだけど」

 ふたりに言われ、言葉が続かなくなる。

「プロポーズされて、嬉しかったのにすぐに返事ができなかったのは、自分のせいで、村瀬さんに迷惑をかけることになるかもしれないからなんでしょ?」

 うん、村瀬さんは私のことを守ると言ってくれた。でもそれはつまり、彼に余計な苦労をかけるということ。

 ただでさえ仕事で忙しいのに、私のことで手を煩わせることになるかもしれないと思うと、返事なんてすぐにできなかった。

「……うん」

 素直に頷くと、光美は力強い声で語りかけるように言う。