君と紡ぐ物語は、甘くて愛おしい。



とりあえずダイニングで向かい合わせに座って、まるで結婚の挨拶みたいになる。

貴哉くんのパパポジションは真哉さんだけど。


「貴哉からね、飛鳥ちゃんの話を結構聞いてて。可愛い可愛い言うから、どんだけ大好きなの!
って感じだったの」

「付き合ってからですか?」

「いや、付き合ったーって聞く前から」


マジかーい。


「恋愛相談とかもされててね?2人が付き合ったのは、私のおかげかもしれない」

「あ…それ言う…?」


貴哉くんは、やめてー、というような目をする。


「貴哉はずーっと諦めないって言い張ってて。
こっちにアドバイスを求めながらも、自分で頑張ってたの。
だから、貴哉の努力が実った!ってことで」

「私、そんな難攻不落キャラにされてたんですか」

「難攻不落な小悪魔ちゃん、かな?」


おかしいな、1つも合ってない。


「貴哉くん、どんな伝え方したらそうなるの…」

「好きー!可愛いー!付き合いたい!って言ってたら、なんか…こうなったっていうか?」


貴哉くんは苦笑い。

それから数十分お喋りして、貴哉くんの部屋に行くことになった。

喋りやすい人だなって感じて、終盤くらいからは自然に話せるようになっていた。緊張はどこへやら?


「変なことしちゃダメだからね?」

「しないよ!」


貴哉くんママは、やたら楽しげに笑う。

貴哉くんをからかうのが好きみたい。