ー飛鳥sideーー
男子会(笑)をする佐倉、金澤くん、貴哉くんの3人とはお別れして…。
楽しかったな、とても。
帰りの電車に揺れながら思い出す。
えー、めっちゃ青春じゃない?
恋愛感情が無いとはいえ、イケメン3人連れてヒャッホイしてんだぜ?
…だぜって何だ。
小説に使えるかな?って少し思ったけど、私よく考えたらそんなにそういうの参考にしないや。ほぼ100パーセント妄想で作ってたわ。
月曜日。
朝は古典から始まる。
一応後期が始まってます。自覚ないっ!
「佐倉はよーっ!」
「…朝から元気だな」
「いや普通」
「ああ、普通だったか」
どういう意味だ。意味深なんですけど。
「今日から後期とはいえ、そんな感じしないよねー」
「な。全日制と違って、うち始業式とか無いしな」
「ああいうの好きじゃないからありがたいけどねー!」
「俺も」
立ってても体育座りしてても、佐倉は眠れそうだ。
「立ちながら眠れる人でしょ」
「話の流れが見えないんですけど」
古典の授業の後、凜からLINEが来ていた。
「何渋い顔してんの」
「え?」