君と紡ぐ物語は、甘くて愛おしい。



ー貴哉sideーー


飛鳥ちゃん…困惑してる表情を浮かべてるんですが。

佐倉くんといたいとかってこと?

や、でもね。
ないってハッキリ言いましたからね。
それはないと思うけど。


夏祭りの後決めたんだ。

冬休みは…いや、クリスマスは…いやっ、何なら飛鳥ちゃんの誕生日は、“恋人”として過ごす!

ってね。

俺は男として、より意識してもらえるようになりたいってわけですよ。
そしたらもう、なるべく一緒に過ごすしか手は無いよねって話。

そしてこれは、聖也にも宣言しちゃってるから。…あ、別にしたくてしたんじゃないんだけど。

ホーム画の水族館の写真を見て、彼女できたん?って興奮気味のLINEが来て、説明せざるを得なかったというだけなんですが…。

でもまあ、今一緒にいる聖也も、もう1人の恒輝も事情は分かってる上に応援してくれるって言ってるんで、それなりの対応はしてくれるでしょう…。


「今日の昼休みは友達と過ごそうってことで、2人といるんじゃないの?
私別に…1人でも平気な人なんだけども」

「え、あっ、そっち?」

「そっち?!」


ただただ気を遣われてただけ問題。
そして話が見事に噛み合っていない。