君と紡ぐ物語は、甘くて愛おしい。



「貴哉くん達、もうご飯食べたの?」

「え?まだだよ。場所探してて」


貴哉くんは私に普通に喋ってるけど、目を向けてる先は佐倉だ。

…そんなに不思議人物かな、佐倉って。


「あ、こないだのストラップ、佐倉にあげたよ!まさかの女の子キャラだったんだけど」

「ん?あー、あれ。そうなんだ」


…あれ?そういうことじゃない?


「何…さっきから」


佐倉も、貴哉くんからの視線が気になっていたようだ。

てかさ、2人して普通にイケメンだからさ、こうやって見つめ合ってる様子見てるの良いね。
眼福ってやつですね。
…以上、感想でした。現実にお返ししまーす。


「飛鳥ちゃんが、佐倉くんのことイケメンって言ってたから…ああ、確かになぁって」


そっちですか!


「…お前、後輩に何植え付けてんの」

「大丈夫だよ!佐倉はイケメンだよ!近い将来、彼女くらいできるよ!多分!」

「どういうフォローだよ」


貴哉くん含め、後輩くん達…
佐倉は不機嫌な顔をしていますが、別に本気で不機嫌っていうわけではないのでご安心下さい。


「…あ、ねえ飛鳥ちゃん。この後誰かとお昼過ごす予定とかある?」

「ない」

「じゃあ…一緒にいよ?」


何を言っているんだ、貴哉くんは。

2人も友達引き連れてるのに、わざわざ私と?