「ならこうしましょう。今度の文化祭にこの部活が必要か否か、全校生徒に投票してもらいます。賛成が多ければこの部活は廃部。しかし、反対が多ければ活動を続けてもらっても構いません。文化祭で活躍してください」
田中が微笑みながら言った。幸太や拓也の目が輝く。
「絶対に廃部にはさせません!!」
「世界研究部の意地、見せてやるぜ!!」
「……楽しみにしています。期待はしていませんが」
そう言って、生徒会は部室を出て行った。
部室が静かになる。その静寂を破ったのは、ずっと黙っていた真衣だった。
「あの……みんな、ありがとう。私、あの人たちの言う通り、みんなを強引に入れたのに……」
真衣の目から涙がこぼれた。梨花と風子が優しく真衣を抱きしめる。
「この部活が好きだから、守りたいの」
梨花が優しく言った。
「あの人に認めてもらおう」
風子も優しく言った。
「……ありがとう。……ありがとう」
真衣は泣きじゃくりながら言う。そのおでこを、幸太が指ではたいた。
「痛っ!な、何?」
「この部活のルールみたいなものは何だっけ?」
幸太がそう言うと、「それ、今言う必要ある?」と愛が苦笑した。
田中が微笑みながら言った。幸太や拓也の目が輝く。
「絶対に廃部にはさせません!!」
「世界研究部の意地、見せてやるぜ!!」
「……楽しみにしています。期待はしていませんが」
そう言って、生徒会は部室を出て行った。
部室が静かになる。その静寂を破ったのは、ずっと黙っていた真衣だった。
「あの……みんな、ありがとう。私、あの人たちの言う通り、みんなを強引に入れたのに……」
真衣の目から涙がこぼれた。梨花と風子が優しく真衣を抱きしめる。
「この部活が好きだから、守りたいの」
梨花が優しく言った。
「あの人に認めてもらおう」
風子も優しく言った。
「……ありがとう。……ありがとう」
真衣は泣きじゃくりながら言う。そのおでこを、幸太が指ではたいた。
「痛っ!な、何?」
「この部活のルールみたいなものは何だっけ?」
幸太がそう言うと、「それ、今言う必要ある?」と愛が苦笑した。


