君の1番になるには。

「美琴ー。どうしよ、今日も推しが可愛い。」
「あー、はいはい。」

美琴はやれやれと言った感じで
私の隣の席に腰かけた。

美琴の綺麗な顔を歪めて瀬名君を見た。

「あんなののどこが良いわけ?クールもどきじゃん。」

美琴は冷たい表情でピシッと言い放った。

冷たい表情でも美琴の顔は美しかった。

美琴とは中学からの仲でよく勉強を

教えてもらっていた。

美琴がいなかったら今頃、

この高校に合格していないだろう。

そして、瀬名君とも出会えていない。

そう考えると、美琴の存在は私の中で

大きいものなんだなって今更思った。