「ご安心ください。副社長が、いきなり秘書課全体でやったら、荻原さんが縮こまってしまうとおっしゃっておりましたので、まずは私と副社長、三人での歓迎会となります。……秘書課全体での歓迎会は試用期間が終了したタイミングで開く予定です」
「そう、なんですね。……すみません、お気遣いいただいてしまい」
つまり誠司君と山浦さんには、忙しいのに二回参加させてしまうということでしょ?
「いいえ、私と副社長がやりたくてやるのですから、お気になさらずに。……直属の部下ができて私、こう見えてすごく喜んでいるんですよ?」
「えっ?」
すると山浦さんは微笑んだ。
「楽しみにしておりますね」
「あ、は……はい」
その後はいつもの厳しい表情をした山浦さんに戻り、素早く自分の仕事を終えてから、副社長室へと行ってしまった。
指示された午後から使う会議の資料作りをしていると、さっきの山浦さんの言葉が頭を巡り、手が止まる。
ひとりでできていた仕事なのに、私に教えるという手間が増えて、山浦さんは正直、迷惑に思っているのではないかと気に揉んでいた。
「そう、なんですね。……すみません、お気遣いいただいてしまい」
つまり誠司君と山浦さんには、忙しいのに二回参加させてしまうということでしょ?
「いいえ、私と副社長がやりたくてやるのですから、お気になさらずに。……直属の部下ができて私、こう見えてすごく喜んでいるんですよ?」
「えっ?」
すると山浦さんは微笑んだ。
「楽しみにしておりますね」
「あ、は……はい」
その後はいつもの厳しい表情をした山浦さんに戻り、素早く自分の仕事を終えてから、副社長室へと行ってしまった。
指示された午後から使う会議の資料作りをしていると、さっきの山浦さんの言葉が頭を巡り、手が止まる。
ひとりでできていた仕事なのに、私に教えるという手間が増えて、山浦さんは正直、迷惑に思っているのではないかと気に揉んでいた。



