『自分の会社の歓迎会だし、やましい気持ちなんてない。……でも女性が大勢いる場には変わりないだろ? どんな些細なことでも、小毬に誤解を与えるような言動は慎みたかったんだ。……俺は小毬一筋だから』
ボソッと付け足し言われた一言に、胸が高鳴る。
『だから全員分の支払いを済ませて、さっさと出てきた。……小毬はどうしたんだ? たしか帰りは二十二時頃になるって言っていたよな?』
「私も同じ。ごめんね、今日の同期会には男の人もいたの。言わなくてごめん」
不思議そうに聞かれ、たまらず言ってしまった。
「私もやましい気持ちなんてない。……でも将生の顔が浮かんじゃったの。知ったら将生はどう思うだろうって考えると、居ても立っても居られなくて出てきた。急いで帰るから待ってて』
どうしてこんなにも、将生に会いたくてたまらないんだろう。私と同じ気持ちになって帰ってきてくれたのが、嬉しくてたまらない。
通話を切って走り出そうとした時、思いもよらぬ言葉が耳に届いた。
『いや、俺が迎えに行く。……実は小毬が同期会やっている居酒屋の近くのパーキングにいるんだ』
「えっ?」
『すぐにそっちに行くから、店の前で待ってて』
そう言うと将生は通話を切った。
この近くにいるの? もしかして同期会が終わるまで、ずっと待つつもりだった?
そう思うと痛いほど胸が苦しくなる。
この近くのパーキングってあまりないよね。そうなると、将生がどこにいるのかなんとなくわかる。
待ってなんかいられないよ、早く会いたい。
我慢できず、走り出した。
ボソッと付け足し言われた一言に、胸が高鳴る。
『だから全員分の支払いを済ませて、さっさと出てきた。……小毬はどうしたんだ? たしか帰りは二十二時頃になるって言っていたよな?』
「私も同じ。ごめんね、今日の同期会には男の人もいたの。言わなくてごめん」
不思議そうに聞かれ、たまらず言ってしまった。
「私もやましい気持ちなんてない。……でも将生の顔が浮かんじゃったの。知ったら将生はどう思うだろうって考えると、居ても立っても居られなくて出てきた。急いで帰るから待ってて』
どうしてこんなにも、将生に会いたくてたまらないんだろう。私と同じ気持ちになって帰ってきてくれたのが、嬉しくてたまらない。
通話を切って走り出そうとした時、思いもよらぬ言葉が耳に届いた。
『いや、俺が迎えに行く。……実は小毬が同期会やっている居酒屋の近くのパーキングにいるんだ』
「えっ?」
『すぐにそっちに行くから、店の前で待ってて』
そう言うと将生は通話を切った。
この近くにいるの? もしかして同期会が終わるまで、ずっと待つつもりだった?
そう思うと痛いほど胸が苦しくなる。
この近くのパーキングってあまりないよね。そうなると、将生がどこにいるのかなんとなくわかる。
待ってなんかいられないよ、早く会いたい。
我慢できず、走り出した。



