そして、大会当日





わたしがマネージャーになってから初めての大会でわたしも緊張していた







広瀬先輩もはやく準備していた







10人も選手いるのにいつの間にか広瀬先輩ばっかり見てる、、、







まさか、「恋」 ?







なわけない!!!!








確かに昨日の夜は優しいとも思ったしかっこいいと思ったけど、







なんだこの気持ち?







広瀬先輩見ると、ドキドキする…









でも「恋」じゃないよな、昨日のせいだと思おう









気持ちを切り替えて記録や選手のテーピングなどほんと頑張った









男子団体戦は準決勝で敗退、女子は団体優勝した









そして、広瀬先輩は個人戦準優勝で、菜々子がベスト4だった







「とってもおしかったね、おつかれ〜」







と言ったら






菜々子が







「悔しい」






とだけ言うから






わたしも怪我したときのことを思い出した






すぐ治ると思ったのに意外と損傷がひどくて普通に運動することすら難しくなったけど、悔しいというか情けないというか、、、







菜々子とは悔しいの原因が違うけど、痛いくらいに共感できた





また菜々子が





「まぁまた勝てばいいし?次は県大会優勝してやるもん!」






「うん、応援するよ!」






「葵ー、広瀬先輩のこともね?」





「え?」







「いつでも話聞くからね♪」






「な、なに、菜々子!!!」






そしたらすぐ広瀬先輩がきて






「葵ちゃん、おつかれさま〜」






「先輩こそおつかれさまです!」







「いろいろハプニングあったけど全部対応してくれてありがとうね」








「いえ、これがマネージャーの仕事ですから!」







「そうだね、これからもよろしくね(頭ポンポン)」






広瀬先輩…






今なにしました?






頭ポンポンしてからのあの笑顔はあかんでしょ、、







ほんとにこれは恋なの??