私「……っっ!!」

そのナイフは私の腹部に刺さった

じわじわと周りのシーツが
濡れて行くのがわかる

彰「ふふ。苦痛で歪んだその顔さえも
愛しいよ。愛ちゃん。君は
どんな状況でも美しいね。
…さあ。次は愛ちゃんの番。
僕を刺して?」


そういって私の手にナイフを
握らせた。

私はその瞬間
身を捩らせ隙を狙って彰さんの下から
抜け出した。

彰「愛ちゃんはげんきだね。
さあ。早く。一緒にじわじわと死のう。