手術室の廊下で渉は患者の夫を待っていた。
髪を振り乱し、息を切らして走ってきた男性に渉は声をかける。
「主治医の橘です。」
患者の夫はむせながら「妻は・・・!?」と聞いた。
「まだ、手術はしていませんよ。中であなたを待っています。」
その言葉に患者の夫は膝から崩れ落ちた。
「よかった・・・」
小さく漏らした声に渉は希望が見えたような気がした。
これもまた新しい命の奇跡だ。
「時間はどれだけかけていただいても構いません。ゆっくりお話ししてください。」
渉はそう言って患者の夫の肩に手を置いた。
「奥様はたった一人でかなり不安な日を送られたと思いますよ。あなたのいま抱えている想いを一人でずっと背負っていた奥様と、ゆっくり話をしてください。」
患者の夫は目を真っ赤にして立ち上がり手術室に入った。
多香子は二人を見届けて手術室から出た。
そこには笑顔の渉がいる。
髪を振り乱し、息を切らして走ってきた男性に渉は声をかける。
「主治医の橘です。」
患者の夫はむせながら「妻は・・・!?」と聞いた。
「まだ、手術はしていませんよ。中であなたを待っています。」
その言葉に患者の夫は膝から崩れ落ちた。
「よかった・・・」
小さく漏らした声に渉は希望が見えたような気がした。
これもまた新しい命の奇跡だ。
「時間はどれだけかけていただいても構いません。ゆっくりお話ししてください。」
渉はそう言って患者の夫の肩に手を置いた。
「奥様はたった一人でかなり不安な日を送られたと思いますよ。あなたのいま抱えている想いを一人でずっと背負っていた奥様と、ゆっくり話をしてください。」
患者の夫は目を真っ赤にして立ち上がり手術室に入った。
多香子は二人を見届けて手術室から出た。
そこには笑顔の渉がいる。



