「懐かしいな。」
「はい・・・」
多香子は店内を見渡しながら答える。
「まだあったんですね。」
「あぁ。・・・って敬語やめろ。なんか病院にいるみたいで落ち着かない。」
「・・・」
2人が来ていた時と変わらないその店内に二人は記憶がよみがえっていた。