たとえ君が・・・

そのあと自分がどうやって病院に駆けつけたかはわからない。
若葉からの言葉に必死に橘産婦人科の連絡先を調べて連絡をして、どうにか手術せずに待ってほしいことを伝えながら走った。

とにかく走った。

こんなに走ったのは久しぶりだ。

途中で何度か転んだ。何かにぶつかった。

でもそんなのどうでもいい。

若葉しか見えなかった。

ほかのなにもかも、どうでもいい。