たとえ君が・・・

多香子はいつも通りの生活を望んだ。
仕事も通常通りに行う。

渉も彼女の意見を尊重した。

なるべく一緒に帰宅できるように渉は仕事を調節した。



いよいよ検査結果が明日でる。
そんな日の夜、多香子は渉に話を切り出した。

いつものように二人で抱きしめあいながら一つのベッドで横になっているときに多香子は話を切り出した。

「ねぇ、渉」
「ん?」
「もしも・・・結果が・・・」
「大丈夫だ。」
多香子が話し出そうとしていることが不安で渉は話を妨げる。もしものことなど考えたくない。