たとえ君が・・・

自分と同じおもい・・・

多香子は自分自身の病気かも知れないという不安よりも、渉が自分といることでこの先どんなおもいをさせてしまうのかということのほうが不安だった。

「大丈夫。」
渉が耳元でささやく。
「絶対に助ける。」
「・・・」
「一緒にたたかおう。」
力強い渉の言葉に、自分の悪い考えをストップさせようと目を閉じる多香子だった。




いつの間にか眠った多香子。
渉は強く抱きしめ、多香子のぬくもりを感じた。

手放したくない。ずっと一緒にいたい。頼むから・・・多香子を病気に奪われたくはない。
5年前のように救えないのはもう耐えられない。いやだ。