たとえ君が・・・

渉がどれだけこの話を切り出しにくかったかも多香子にはもうわかっていた。

「ありがとう・・話してくれて・・・渉・・・ありがとう・・・」
自分をおもってくれている渉に。自分をいつも考えて支えてくれている渉に多香子は心から感謝をした。






そして・・・

「渉との赤ちゃん。私も会いたい。会えるかな」

しばらく抱きしめあっていた二人。
やがて多香子は涙が落ち着くとそう言って微笑んだ。