たとえ君が・・・

「もうっ!」
多香子が渉の肩をたたくふりをすると、簡単に渉の大きな手に包まれた。

そして渉の力に逆らえず、多香子は渉の胸にすっぽりとおさまる。

渉は自分の胸の中に多香子を捕まえるとあついあつい口づけをした。

まだこうして一緒にいることが信じられない。

これは夢ではないのだろうかと、疑いたくなるような現実に、幸せをかみしめていた。




長い長い口づけの後、二人は完成した餃子をお腹がはち切れそうなほどたくさん食べた。
「明日、ニンニク臭いって言われるかな。」
「大丈夫だろ。」
「なんで餃子のあとはバニラアイスがおいしいんだろうね。」
「それはただ多香子がアイスが好きなだけだろ?」
「じゃあ、あげない。」
多香子の部屋のベッドに腰かけながら、多香子はアイスを食べていた。
渉はズボンのベルトを緩めて、横になっている。