たとえ君が・・・

「参加します。」
多香子の言葉に渉は頷いた。

「大丈夫か?」
「はい。」
渉が多香子を心配する。

クリスマスの次に日は熱を出していた多香子。仕事は一日も休まずに翌日から今日まで働き詰めだった。しかも、渉とペアを組んでいる多香子の担当する患者は最近、かなり重症の患者が多い。
渉は精神的な多香子の負担が大きすぎるかもしれないと考えていた。

脳死の患者の帝王切開術は総合病院側で行う。

そのことも多香子の負担になるのではと心配していた。

「大丈夫。」
「本当に?」
「渉が一緒でしょ?」
「・・・」
心配する渉に多香子は微笑んだ。