たとえ君が・・・

渉は多香子の覚悟が決まったのだとわかると、多香子のバックを渡す。

多香子はその中から封筒を取り出した。

その手紙をそっと胸に抱きしめる。

目を閉じて深呼吸を何度か繰り返してから隣の渉を見る。

渉は穏やかな表情で多香子を優しく見守ってくれていた。





多香子はもう一度手紙に視線を移すと封を開けてその手紙を読み始めた。