解熱剤に合わせて過換気症候群の薬も服薬した多香子は眠気に襲われて、お昼まで少し眠ったり起きたりを繰り返した。
そんな多香子の隣で渉は医学雑誌を読んだり、多香子の寝顔を見つめて過ごした。
何をするわけでもないのに、心が満たされる時間は久しぶりだと、多香子と渉は感じていた。
そして、午後になり意識がはっきりとして、少し熱の下がった多香子は渉に話を切り出した。
「昨日、慶輔のお義母さんと会ったの。」
多香子が話し出すと、渉は読んでいた雑誌を枕元へ置き、多香子の話に集中した。
「その時に慶輔からの手紙をもらって・・・」
「あぁ。」
「亡くなる前に、慶輔が書いてくれていたって・・・」
「あぁ。」
「読めないまま・・・気づいたらここに来てた。」
「そっか。」
そんな多香子の隣で渉は医学雑誌を読んだり、多香子の寝顔を見つめて過ごした。
何をするわけでもないのに、心が満たされる時間は久しぶりだと、多香子と渉は感じていた。
そして、午後になり意識がはっきりとして、少し熱の下がった多香子は渉に話を切り出した。
「昨日、慶輔のお義母さんと会ったの。」
多香子が話し出すと、渉は読んでいた雑誌を枕元へ置き、多香子の話に集中した。
「その時に慶輔からの手紙をもらって・・・」
「あぁ。」
「亡くなる前に、慶輔が書いてくれていたって・・・」
「あぁ。」
「読めないまま・・・気づいたらここに来てた。」
「そっか。」



