たとえ君が・・・

そんなことを考えながら多香子は渉の背中に手をまわしてありったけの力で抱きしめる。

くらい夜空に・・・
渉が消えてしまいそうなほど切なく見えた多香子は、渉を離せなかった。

渉は多香子に驚きながらも多香子の背中に再び手をまわし強く強く抱きしめた。



このまま時が止まってしまえばいい・・・
渉はギュッと目を閉じて願った・・・