たとえ君が・・・

「好きだ。」
「・・・っ!?」
多香子はその言葉に目を開けた。

「愛してる。」
「・・・」
「ずっと好きだった。」
「・・・」
「そばにいたい。」
「・・・」
渉は多香子を抱きしめる手に力を込める。


気持ちを伝えずにはいられなかった。

たとえこの想いがかなわなくてもいい。
慶輔の次だっていい。
なんだっていいんだ・・・。
たとえ君の心が俺になくても、俺がそのぶん愛する。