死者の魂〜最期のメッセージ〜

「成分を調べたらね、ファンデーションだった。韓国のファンデーション!」

「韓国のファンデーション?」

予想外の答えに藍たちは驚く。犯人はそのファンデーションを持った女性ということがわかったのだ。

「でも、韓国のメイクは持っている人は多そうね」

藍がそう言うと、朝子が「そうね〜。人気だもんね〜」と頷く。大河が訊ねた。

「聖さん、動物の毛はーーー」

「まだ結果は来ていない。でも、動物の種類がわかれば何かまた発見があるはずだ」

藍たちは、デスクワークを再開した。



その日の夜、如月刑事は原刑事を連れてクラブSARAに向かった。

「研究所から連絡があった。被害者の顔に付着していたのは、韓国製のファンデーションだそうだ。韓国製の化粧品を使っているかどうか、福山美里に訊け」

如月刑事がそう言うと、「俺がですか!?」と大げさに原刑事は言う。如月刑事はため息をついた。

「あのな、俺は東北のあの村に行っているんだ。村ではよそ者が来たらすぐにわかる。俺の顔を覚えている可能性の方が高いだろう」