『あ、じゃ俺とっても急いでるからさよなら』
「えっまってよ手伝ってくれてもいいじゃーん同じ高校なんだしい!!」
ガシッ!!!
『いってえ!!力強すぎだろ!!』
「あごめんね(´∇`)」
(力強いというかなんだよこのネイル...)
『そんな爪してうちの高校アウトじゃん』
「ん?あぁ、バレてないんだよなぁ〜ふふ」
『へぇそうか...とりあえず何を手伝って欲しいわけ?』
「あ!うんうんあのね?大変申し訳ないんだけど」
そう言って俺の目の前まで来た彼女は
真上にある街頭に初めて照らされた。
「私目がすっごく悪くて、
口で案内するから私の家まで連れてって欲しいなぁって!」
そうクシャッと笑った笑顔があまりにも綺麗で切なくて俺は言葉を失った。
