成瀬 冬馬 side~

立ち上がり逃げるように
帰ろうとする澪さんの
腕を掴んだ。


成瀬『さっき、あんなの見といて
   このまま帰せるわけないだろ、』


彼女の瞳が揺れた…、


もしかしたら赤信号に
気付いてたのに
道路に出たのかもしれない。


澪さんの腕を強く掴んだ。