○ ◯・
・。
        °◯。
         。*
*
◯°

眩しい彩に…眩しい光に…私はゆっくりと目蓋を開けた。

今、跳ね起きてすぐに周りを確認しなくては…



瑠璃は?

瑠璃は…どこ?


そんな焦る気持ちとは裏腹に、身体に力が入らない。

指先、爪先…腕、膝、少しずつ自分で意識すると、やっと…身体に電流が走り出す。

動いた…私の身体。

ここはクリーム色のカーテンではなくて、薄い瑠璃色のカーテン。


ここは……どこ?

私……どうした?

何で.……ここに?


私はゆっくりと自分の手首をもう片方の手で支える。

点滴に繋がれた腕にハッとして……けれどこの手首にはまだ広斗の温もりを感じる。

生々しいくらいハッキリと広斗の手のひらと、胸の温もりを身体中に感じる。

“ お前の罪なんか俺が何とかしてやるっ!”

そう言って彼は力いっぱい私を抱きしめた。