「じゃあ高嶋がバット振ってるところ見れる…?」
いやおかしい、何故そんな目を輝かせるのだ。
せっかくのデートで女の気持ちを考えない場所を選択したんだぞ。
それなのに何で目を輝かせてんだよ。
「絶対かっこいい…嬉しい」
「……っ」
いや、まあ大丈夫。
まだ許容範囲だ。
実際に行けば暇を持て余し、つまらないと思うことだろう。
まだまだ始まったばかりなのだから、焦らず行こう。
そう思いバッティングセンターに向かったのだが───
「すごい…私もやりたい」
「はぁ?」
最初は俺だけがやっていたのだが、突然自分もやりたいと言い出した氷野。
好奇心旺盛なのかもしれない。



