もちろん嫌われるような言葉を必死で探しながら。 「氷野はあれだな、すげぇ露出してんな。 痴漢に狙われても知らねぇぞ」 言った後に後悔した。 これは流石にひどすぎただろうかと。 いやでも本気で今の氷野は狙われそうな格好をしているのだ。 親になった気持ちで言ったことにする。 少しばかり氷野の反応が怖くなっていると─── 「今日は高嶋が守ってくれる…」 怒りもせず、ただ照れくさそうにそう言った氷野。 これはもう守るしかないじゃねぇかよ。