いかに嫌われるかと考えた時、とりあえずダサい格好で行くという作戦に出ようと思ったのだが。

それ相応の勇気が必要で、もし知り合いに見られたらそれはそれで恥ずかしい以上のものになる。


さすがにダサい格好は避けようと思い、仕方なく紺色の半袖シャツに黒のズボンといったシンプルな格好で行くことにした。


しかしアクセサリーや時計は一切せず、少しでもだらしなく見せようと鏡の前で格闘しているのだが、バカらしく思えてくる。


まあこれも嫌われるためだと思い、集合場所である最寄りの駅へと目指した。


今日のデートプランは完璧だ。

まずそこまで好きでもないバッティングセンターに行き、その後に近くのゲーセンに篭る。