せめて半年以上の時間が欲しかったものだ。
なんてただの言い訳である。


「とにかく嫌われたほうが相手のためだろ」
「そんな簡単に嫌われるか?」

「確実に好感度下がるようなことすればいいんだよ」
「それって氷野さんが傷つくようなこともするのか?」

「んなわけねぇだろ。
ただ単に氷野が好きな俺の像を壊せばいいだけ」

「なるほど。バカ颯斗にしてはいい考えだと」


まじでひと言余計な良晴だが、一応は俺の考えを褒めてくれたのでよしとする。

これは決行して良さそうだ。