私なんかよりずっと力が強いけれど、優しく握られている。
「……ふふっ」
嬉しい。
優しく手を繋がれていることに。
高嶋の浴衣姿が見られたことに。
頬が緩まずにはいられない。
「高嶋、すごくかっこいい。
写真撮りたい」
「…っ、無理」
「嫌だ、撮る」
思い出に一枚、残しておきたい。
「ずっと、今日を楽しみにしてた」
「…氷野ってすぐそういうこと言うよな」
「え…」
「この間は体触っていいとか言ってたし」
「……っ!?」
高嶋がかっこよすぎてすっかり忘れていた。
私は熱を出した日、彼に相当恥ずかしいことをしたのだ。
途端に顔が熱くなって、高嶋が見れなくなる。



