ピュアな彼女の甘すぎる素顔




「みっ!」
「……み?」

「美雪美雪美雪!早く外に出て外に!」
「……えっ、あ、うん…」


なぜか焦った様子で玄関にやってきたため、慌てて私は外に出た。

そして真っ先に視界に入ったのは───


「……っ!?」


浴衣姿の高嶋だった。

灰色の浴衣を着る高嶋は、言葉を失うほどにかっこよくて。


「あ、えと…しゃ、しゃ、写真…」

無意識のうちに震える手でスマホを取り出していた私を、慌ててお兄が止めてくれた。


「待とうな美雪、 写真フォルダにあいつを残すな。それにほら、高嶋を見るんだ。美雪に見惚れて固まってるぞ」

「へ…だって高嶋かっこいいから当たり前」
「いや固まってるのは美雪じゃなくてあいつだぞ」


頭が真っ白になった私は、すぐにお兄の言葉が理解できず。