「高嶋が責任とるべきなの」 「じゃあ今すぐ家から追い出すべきだ!」 「高嶋じゃないと私は寝れない…お兄、今日だけわがままになっちゃダメ?」 「…っ」 これは確信犯ではないか。 氷野の兄が騒ぎ出したら上目遣いで黙らせる。 もはやずるい女へと化している。 「ダメじゃないな…」 「お兄、ありがとう。 じゃあ高嶋とふたりきりになりたい」 ほら、これが氷野の目的だったのだろう。 わがままを受け入れるとした彼女の兄は、食器を持って大人しく部屋を後にしてしまう。