「…高嶋」
「ん?」
「すごくドキドキする」
「…っ、今言うなよバカ」
こっちまで移りそうになる。
すでに体に熱が回っているのだが。
「ふふ、幸せ」
「わかったから」
「高嶋といる時間が一番幸せなの」
「……なあ、マジでそれ以上は」
「好きだよ高嶋」
「……っ!?」
思わず落としそうになるスプーン。
そんなストレートに言葉をぶつけないでほしい。
嬉しそうに笑って、俺にどうしてほしいのだ。
「……高嶋?」
「ほら、全部食べないと薬飲めねぇぞ」
「うん…食べる」
話を変えるのに必死な俺に対し、氷野はにこにこ笑って上機嫌な様子。
ただ熱があるためしんどいのに変わりないのか、食べるスピードは遅い気がした。



