「うん、言う」
「……けどごめんな、氷野傷つけた」
「傷ついた…でも、私だからキス…したの?」
熱を帯びた頬は赤く、緊張している様子。
さらに氷野の手は俺の服をぎゅっと掴んでいた。
「誰でもよかったわけじゃねぇよ」
「…っ、本当?」
俺の言葉ひとつで表情の変わる彼女を見て、徐々に鼓動が速まっていく。
「嬉しい…高嶋、好き」
抱きつく力を強める氷野。
パジャマから見える綺麗な鎖骨に、思わず触れたくなった。
嫌な気持ちの高ぶり方。
弱っている氷野を無茶苦茶にしたくなる。
「とりあえず寝ろ、まだ熱高いだろ」
氷野の体温がすごく高い。
熱がこもっているのだ。



