それでいい。
初めから望んでいたことだ。


「宿題は…」


何かをして忘れるために宿題をしようにも手が進まない。

文字を見ただけで頭が痛くなる。


これは本当にやばいやつだ。
ここまで怠けた人間になりたくはない。

頭ではわかっていても体がだるくて思うように動かない。


「……はぁ」

最近バイトのしすぎだと店長から言われ、今日は休みになったのだがやっぱり入れてもらうことにする。


そう思いスマホを手に取った時、ふとメッセージが来ていたことに気がついた。


恐らく仕事中の親か友達だろう。
深く考えずメッセージの画面を開いたのだが───