「今日はありがとう、高嶋」 「ん?」 「高嶋に誘われてなかったら、こんなみんなと話す機会がなかった」 女子たちと仲良くなれたのか、上機嫌の氷野。 長期間の誤解が解けたのだ、これからはうまくやっていけるだろう。 「俺は何もしてねぇよ、氷野の力だから」 「ううん、違う。昔も今も高嶋に助けられてばっかり」 そんなことはない。 そこまで感謝する必要はないというのに。 なんて思いつつも、口では何も言わないでおく。