「じゃあせっかくだし氷野ちゃん、高嶋に食べさせたあげたら!?」
「……はぁ?
何言ってんだよ黒河」
いきなりわけのわからねぇことを言う。
そもそもこの場でやることではない。
「いいじゃんいいじゃん、ほら!」
ノリノリで取り皿にタレを入れ、氷野にそれを渡した。
そのため氷野は明らかに戸惑っていた。
「バカか、こんくらい自分で食べるし火傷したらどうすんだ」
こんな熱い肉を食べさせるとかリスクが高すぎる。
「つまんないの。
じゃあ後でアイス頼んで高嶋に食べさせよう!」
「そうなる前に元の場所戻るから」
あと一時間もこの場所にいてどうする。
すでに男子のテーブルから視線を感じているのだ。



