「えっ…もしかして颯斗お前」
「ちげぇよ」
だが俺が氷野を好きだと誤解したようで、面倒に思ったため逃げるように立ち上がった。
ニヤニヤと笑う良晴に騙された気持ちになったが、諦めて後ろを向いていく。
「やいやい喜べ女子たちよ、我らが男子の代表である良晴様が来てやっ…」
「あっ、ちょうど良かった高嶋!
こっちこっち!」
「えー、まじ?
俺のこと無視しちゃう感じ?」
黒河は良晴をスルーして俺の名前を呼んだ。
そんな黒河の隣には氷野が座っている。
彼女は俺がきたことに驚いたようで、目を見張っていた。
「ほら、高嶋はそこ座って!
氷野ちゃんの隣ね!」
「……ああ」
黒河の言葉に頷けば、突然そわそわし始める氷野。
本当にわかりやすい人間だ。



