「おっ、なんか盛り上がってんなぁ颯斗!」
「……何で俺に言うんだよ」
向かい側に座る良晴が明るい調子で俺に話しかけてきた。
それも何か企んでそうな顔である。
「行くぞ、女子の園へ」
「は?」
「氷野ちゃんのところに行くんだよ!」
そう言って立ち上がった良晴。
それって俺も誘ってんのか?
「マジかよ良晴」
「けど確かに氷野さんと話してみたいかも…」
なんて、何やら他の男子が乗り気だ。
「じゃあ氷野さんを呼べばいいんじゃないか?」
「おっ、それはいい考えだな」
「それはダメだ、お前ら。
颯斗が行くから意味があるんだぞ!」
あー、本気で余計なことを言うな。
良晴の言葉で男子たちが察してしまったではないか。



