ピュアな彼女の甘すぎる素顔





「えええ!!うそうそうそ!?」
「待って待ってその話詳しく…!」


一番左端のテーブルから大きく甲高い女子の声が聞こえてきた。

なんとなく嫌な予感がするのは気のせいだろうか。


「あっちも盛り上がってんな」
「確か氷野さんがいるテーブルじゃね?」

あまりの声量に気になったのか、多くのクラスメイトがそこに視線を向ける。


「氷野さんってイメージと全然違うんだね!」

「だから言ってたでしょ!
こんなピュアな人間見たことないって」

「彩乃の言う通りじゃん!
待ってめっちゃ萌え要素しかないね!」


明らかに氷野の話で盛り上がっているのが、こちらのテーブルから見てもわかった。