明らかにそのストラップが浮いている。 氷野に合わないのだ。 さぞかしそれを見て驚かれたことだろう。 「あーやっぱり今日もお美しい…って、あれ。 氷野さんの鞄にストラップなんてついてた?」 そして鋭い黒河はすぐに気づいてしまう。 「ん?どれど…あっ! おい颯斗、あのストラップって」 「うるせぇ違う。 断じて違うから」 「は、え…どういうこと?」 良晴が余計なことを言うから。 黒河が何かを察してしまった様子。 それからもう一度黒河が氷野に視線を向けた。